前回に引き続きこれも数年前に行った場所なのですが、こちらは現在ではなく過去に行ったことに意味があります。
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それは樽沢トンネル(たるさわトンネル)という、群馬県にあるJR東日本・吾妻線の岩島駅~川原湯温泉駅間の旧線上にあったトンネルで、山の出っ張りをくり貫いただけの日本一短い鉄道トンネルでした。(全長7.2メートル)
“・・・でした。” と言うのはトンネルのある区間が、現在建設中の八ッ場ダムによって水没してしまうため 2014年9月24日に用途廃止となったのです。
幸いなことに?トンネル自体は水没しません。が、今後これをどうするのか、保存するのかは未決定なのだそうです。
普通こんな出っ張りなんて切り崩してしまうそうですが、何でこんな短いトンネルができたのか?
“トンネル部分の工事は戦時中だったのでとにかく早い完成を目指したから”
“岩盤が硬かったので切り崩すより、くり貫いた方が工費が安かった”
“トンネル周辺の景観が素晴らしかったから残した”
などなど、諸説あり本当の理由はもう分からないらしいのです。
※日本最長の鉄道トンネルはもちろん青函トンネルの約53.9キロメートル! 実に7500倍近い長さ。
このトンネルがまだ使われていた頃に行きました。今となってはもう見られない風景、かつて鉄道が走っていた光景 なのです。道路側から見上げると、結構危なそうなところを電車が徐行して通りぬけていたのですよね。いやぁ廃止される前にもう一度行って、今度は動画を撮っておけば良かった。
かつて鉄道が走っていた光景
ちなみに樽沢トンネルが廃止になって、最も短いトンネルはJR西日本・呉線川尻トンネル(全長8.7メートル)になったそうです。この呉線も乗ったことがあるのですよ。知らなかったので、写真撮ってないんですよ・・・(´・ω・`)
また、これも水没してしまう旧川原温泉駅にも行けました。
旧川原温泉駅・・・木造の駅舎でした。いずれ水没します(;_;)
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