アメリカの銃規制について②


拳銃.jpg


・・・・つづきです。
前回は悲劇的データばかりだったんですけど、良いデータを拾ってみると


・銃の所有率は1977年50.4%⇒2015年31%と減少はしている。

・アメリカは犯罪発生率自体が他国と比べ特別高いわけでない、2013年のデータでは侵入犯が10万人当たり500件強(ドイツより少し高い)、暴行犯が10万人当り200件強(ニュージーランドと同じくらい)程度である。 ※データの比較基準が一致していませんが、例えば2015年の日本の窃盗犯が10万人当り84件発生。

・つまり一度犯罪が発生すると銃が使われ殺人事件にまで発展してしまう可能性が高い?

・アメリカ大統領選において、現時点で優勢といわれるクリントン候補は積極的に銃規制を訴えている。(トランプ候補は銃規制反対派で今後発言を修正してくるかも知れないが、そもそもNRA(全米ライフル協会)会員である)


くらいしか見当たらないような気がしました。これからも注意してデータ類を見ていきたいと思っていますが、とにかく圧倒的に残念なデータばかりでした。


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日本で豊臣秀吉がやった“刀狩”のように圧倒的独裁政権が強制的にやらないと大幅な銃規制なんて無理でしょう。中途半端にやると正直な人だけが銃を放棄し悪党は隠し持ってしまうから。しかし、それは現代社会では不可能です。特にアメリカでは憲法改正必要・強力な業界団体の反対・外国からの銃器類の侵入・州によって住民意識の温度差などもあるようです。



更に考えて見たいと思います。
ここまで来てやっぱりアメリカは危険、日本は超安全と思ったでしょうか?
数字の上では圧倒的に安全ですし実際にもその通りなのですが、手放しで喜んで良いわけでもないようです。


私が視聴させて頂く動画チャンネルの中に、現在アメリカに住まれていて主に銃器関連の動画を上げている日本人の方がいます。(マニアには有名な方なのかも知れないです。)

ある視聴者の方から「アメリカでは年間3万5千人の銃による死亡者がいることをどう思っているんですか?」というやや批判的な問いかけに対して


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「銃による死者のうち2万人は自殺によるもの。対して日本の自殺者はアメリカと大差ない年間3万5千人。人口3倍のアメリカに対して自殺者数がほぼ同じということは、日本の自殺者は実質アメリカの3倍。アメリカのことを言う前に日本はそちらの方を倫理的に取り組んだほうが良い。

アメリカは社会の根っこまで銃が浸透している。民間から銃が無くなれば抑止力が失われ混沌の世界となる。本質的に理解するにはこちらに長年住んで肌で感じないと分からない。数字だけで判断している人は特に。」という旨趣のことを仰っていました。


私はこの発言に大変納得させられました。実際にその土地、その社会、その世界へ行ってみないと分からないことは多いです。よくTVでアメリカの銃社会問題が取り上げられ、分かっていないコメンテーターが薄っぺらいコメントをしていますよね?
先週もアメリカ銃規制問題を取り扱っている番組を偶然観ました「全然改善されていない。業界団体に問題がある。」ぐらいの事しか言っていませんでした。事実認識が違いますしそんな簡単なことではないのです。

首都圏に住んでいる人は実感しているかと思いますが、人身事故で頻繁に電車が遅れませんか?中央線、京浜東北線、総武線・・・当たり前の光景になっているのも怖いことです。私たちはTV等マスコミの意見に安易に同意せず、数字だけ見て判断せず、自分なりの思考を持たないといけない。と強く思いました。


※上記 “アメリカで銃器関連の動画を上げている方” の発言を最近のデータで補足しますとアメリカの人口は日本の2.5倍(2013年)、日本の自殺者数は25,374人(2015年)であるが、2003年は34,427人であり2011年までは毎年3万人を超えていました。

参考動画チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCFIHvEqb6Txs0j-RGwp_NUQ



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