【 潜水艦の大きさと艦内の様子 】


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いまさらなのですが、先日『Uボート-Das Boot-(ディレクターズ・カット版)』を観ました。1982年日本公開なので、もう35年以上も前の映画です。乗組員の潜水艦内の生活、戦闘の様子、極限状態の心理等が非常にリアルに描写されており、名作と呼ばれるに相応しい作品だと思います。

作成時期から考えると 40年近く前の映画ですが、少しも色褪せていません・・・と書こうかと思ったのですが、考えたら1980年頃ということは戦争を知っている世代の方々が、まだ十分現役(終戦時20歳の人が55歳)だった時代です。色褪せるどころか 現代映画の監督、俳優より遥かにリアルに描けて、演じられて当たり前ですね! CGもないでしょうし・・・。

好戦的な映画では勿論ありませんが、だからといってひたすら反戦的な映画でもありません。戦闘の現実と極限状態の人間の姿を淡々と描き、最後は 戦争の無情さだけがひたすら残る・・・そんな映画に私は感じました。





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その映画『Uボート』を観た 2,3日後に以下のニュースが偶然にも目に止まりました。

「旧日本海軍“海底に刺さった”潜水艦発見:日テレNEW24」


この潜水艦(伊号)が 海底に垂直に突き刺さった姿は衝撃的でした。

よくぞこの状態で70年以上も立っていたなと。人ではないですが潜水艦の意地のようなものを感じました。と同時に同じ海域に 伊402も沈んでいるのを知りました、伊400型は全部ハワイ沖に沈んでいるんだと思っていたのです。

この伊400型は攻撃機を3機搭載して相手国領土付近まで進出し発艦させ攻撃する。という 現代の戦略原潜の元祖みたいな潜水艦ですね。(実戦に参加することはありませんでしたが、伊25のように 実際にアメリカ本土を砲撃・空襲した潜水艦はあります。)


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しかし伊400型の大きさは異常です。

・伊400: 全長122m、幅12m、水中排水量6,600トン

[参考値]
・伊 36:全長109m、幅9m、水中排水量3,600トン(これも結構デカイ)

・U-96(『Uボート』のモデルとなった艦)
     :全長67.1m、幅6.2m、水中排水量871トン

・ガトー級(第2次世界大戦中のアメリカの主力艦)
     :全長95m、幅8.2m、水中排水量2,410トン

・そうりゅう(現代・海上自衛隊)
     :全長84m、幅9.1m、水中排水量4,200トン

・ロサンゼルス級(現代・アメリカ海軍主力攻撃型原潜)
     :全長109.73m、幅10.1m、水中排水量 約7,000トン

・オハイオ級(現代・アメリカ海軍戦略原潜)
     :全長170.67m、幅12.8m,水中排水量18,750トン

・タイフーン級(現代・世界最大の潜水艦、ロシア海軍戦略原潜)
     :全長175m、幅23m、水中排水量48,000トン(異常!)


どうですか? タイフーン級の大きさは桁外れとしても、伊400型は現代艦と比較してもかなりの大きさで、ロサンゼルス級(原潜)とほぼ同じです。実際、通常動力潜水艦としては最近まで世界最大(2012年に中国の潜水艦に抜かれる)だったそうです。






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更に続けます。
この前岩国に行った時 では無いのですが、広島県呉市に “てつのくじら館” というのがあり本物の潜水艦の艦内を見学できます。数年前に行ってきた時の写真を貼っていきますのでご覧下さい。


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風呂はなくシャワー(右)のみ。




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三段ベットは昔の寝台列車のよう・・・^^;




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食堂兼会議室兼緊急治療室




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艦長室。個室が与えられるのは艦長のみ、でも狭い。




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操縦席。潜水艦も3次元機動なので飛行機と同じ感じです。もちろん窓なんてないです。




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Uボート → 伊400 → てつのくじら館 というつながりの話でした。





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