「トップ・ガン マーヴェリック」が公開されまして2週間ほど経ちました。これまで2回鑑賞しましたので、ここに解説&感想を記したいと思います。
※ネタバレ含みますので、まだ未鑑賞の方は読むのをお控えください。
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まず何と言ってもオープニングが前作と同じく Top Gun Anthem からの Danger Zone.これは一挙に「持っていかれ」ますね。
トムキャットのエンジンの方が太いので、旧作の方がアフターバーナーに迫力がありますな。
CVN-71 セオドア・ルーズベルト か CVN-72 エイブラハム・リンカーン(?) での撮影と思われる。
当初の告知ポスターや予告動画では ”中国への忖度” から日の丸と台湾の国旗が謎のマークに変更されていましたが、本編では復活していました。これは中国企業がスポンサーから撤退したのと最近の米中関係が影響したのでしょう。
モデルとなった SR-72 は極超音速無人偵察機でマッハ6 を目標としている。さすがにマッハ10は無理。ちなみに垂直尾翼と操縦桿にスカンクの絵が描かれていたと思いますが、これは開発中のロッキードの スカンクワークス をイメージしたものでしょう。実際にロッキード・マーティンが撮影協力しているそうです。
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旧作は画面右から左へバイクとF-14が競争していたが、今作は左から右。左から右は「帰ってきたんだ、という事をイメージさせるもの」と言ってる人もいますが、どうなんでしょうか?
作戦の困難さもあり感情が高ぶり、つい「父はあなたを信じて亡くなった」という言い方をしただけです。ルースターはマーベリックによって海軍学校への願書を破棄され4年間遅れたことを恨んでいるのであって(劇中で何回もこの事を言ってます)、父親を「殺された」とは思っていません。ここは勘違いしやすい点です、ならばなぜルースターはマーヴェリックと和解したのか? 殺されたと思ってるなら、それが間違いであったことを知るシーンはありません。海軍軍人なら裁判の結果を知ってる筈ですし、自身もパイロットなら尚更マーヴェリックに責任は無いこと(当時実際にF-14で同種の事故が多発しました)も分かっています。更に母親のキャロル(メグ・ライアン)は事故当初からマーヴェリックを恨むようなことは一切言っていません。当然母親もマーヴェリックに責任は無いことはルースターの成長過程で伝え続けていると想像できます。
ですが、マーヴェリックとはスマホで友人のままのやり取りをしていたのが良かったデス。でもアイスマンとの最後のシーンは泣いた・・・そしてアイスマンは還らぬ人となりました (T_T)
ヴァル・キルマーは自身も本当に映画と同じく声が出せない病を患いました。今はAI技術により合成音声をだせるようになったとのことですが、それでもセリフは少なかったです。しかし、マーヴェリックを見守るような、励ますような、そんな表情での演技は素晴らしかったです!!
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F-35の最新式のGPSを使った照準システムに対抗する兵器を敵が持っているから(?) 今回はF/A-18がベストだ・・・というようなことを劇中で言っていると思います。二回見ましたがよく分かりませんでした ^^;
実際にはそんなことは無いはずで、F/A-18を使うための映画上の設定でしょう。複座型がある機体でないとあのような撮影はできないですからね。
・F-14がある、空母で近くまで行ける、実は山岳地帯が多い、核兵器開発疑惑、近年のアメリカとの関係 ⇒ イラン??
・Su-57がある、雪山が連なる風景 ⇒ ロシア??
イラン 8 : ロシア 2 って感じですかね。まあ、ロシア相手にいきなりトマホーク撃ち込まないとは思いますがね。
※この映像は映画に出てくる S-125 ネヴァー(NATO名 ゴア)という旧式の地対空ミサイルで旧ソ連が開発したものです。基本対爆撃機用であり高速高機動の戦闘機の迎撃は困難と言われています。ロシアでは退役済みですが、イランはそもそも導入していません。
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いやいや、やり過ぎか? ・・・これぞ「娯楽映画の王道!」「ご都合主義で結構!」ということでOK ww
実際にトム・クルーズの愛機でもあるP-51D(複座型に改造)にペニーベンジャミンを乗せて夕日に向かって飛ぶ マーヴェリック。ここでMighty Wings がかかったら この映画 120点 なんだけど、かからず 残念!
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